令和5年1月23日(月)

避けるべき食品添加物を指摘し解説する!

阿部司先生

阿部司先生

(一社)加工食品診断士協会代表理事
  

講話概要

 外国では和食が高く評価されているが、日本人は用意が面倒、薄味という理由で和食を避けている。濃い味でないと満足しないほど日本人の味覚はおかしくなっているが、濃い味の正体は添加物であり、添加物が原因で塩分・糖分・脂分を過剰摂取している。添加物の恐ろしいところは、家庭では決して入れないような物質を、気付かないうちに摂取していることにある。
 よく和食は塩分が多いと言われているが、塩辛いものは、食べ過ぎを防ぐ効果がある。例えばカップラーメンには梅干以上の塩分が含まれているが、添加物を混ぜると、舌の感覚によって半分ぐらいにしか塩分を感じず、塩分の過剰摂取につながる。糖分の場合も、吸収の早い果糖ブドウ糖液糖が加えられている。これ自体に味はなく、味覚ではわからないため過剰摂取につながり、ひいては精神障害、糖尿病のリスクを引き起こす。脂分についても、諸外国では禁止されているトランス脂肪酸が野放しになっている。
それでは、どのような食生活を送ればよいか。それは、1.非伝統的な物は避ける。2.不自然なものは避ける。3.未経験のものは避けること。そして、少食・和食・粗食・薄味であることだ。


ご案内状(pdf)  

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