平成15年7月24日(木) |
北朝鮮から九死に一生の脱出! |
宮崎俊輔先生
36年間、北朝鮮に滞在し、深夜、鴨緑江を超えて脱出
昨年、北朝鮮に拉致された方の一部が帰国されて以来、大きな話題を呼んでいますが、その他にも大きな悲劇があります。それは、昭和35年ごろ、北朝鮮や朝鮮総連による「北朝鮮は地上の楽園」といった大宣伝により、3年間で約10万人の在日朝鮮人が北朝鮮に移住しました。その中には、約2千人の日本人妻と子供(多くは日本国籍も保有)がおります。
その日本人妻・子供が差別されたことは聞き伝えられておりましたが、宮崎俊輔さんは、13歳で北朝鮮にわたり、大変な御苦労をされた後、北朝鮮を脱出、中国経由で帰国されました。その間の御苦労は並大抵のものではなく、この日は、北朝鮮での生活がどのようなものであったか、詳しくお話いただきました。
宮崎さんは、北朝鮮出身の父親と日本人の母親に伴われてきた朝鮮にわたり、36年間を北朝鮮で暮らしましたが、言語に絶する辛酸を舐め、遂に鴨緑江を超えて脱出し、日本へ戻られた方だけに、その御体験話はすさまじいものがありました。拉致もさることながら、こうした日本人妻や子供の運命を思う時、こうした人々も何とか救済できないものか、と痛切に感じました。
なお、写真の掲載は差し控えさせていただきました。