平成14年4月9日(火)

歴史を忘れた大人と国をなくした若者たち

田村秀昭先生

田村秀昭先生

 参議院議員、自由党両院議員総会会長、元外務委員長


講話概要

 戦後57年、経済的には、第二の経済大国と言われたほどに発展もしましたが、バブルが崩壊して、不景気が10年にもおよび、日本経済・国民生活は極めて厳しい状況にあります。しかし、さらに深刻なのは、社会面・精神面・教育面で、朝野にわたって、日本人の精神構造異変を思わせる事件が、続発・頻発しており、日本崩壊前夜を思わせるものがあります。
 こうした情況を憂えております折も折、参議院議員の田村秀昭先生が、頭記の講題とおなじ表題で、このたび後著書を発刊されましたので、この日は、田村先生に、御講話をいただきました。
 田村先生のお話は、少年期から、(1)家のために汗を流せ、(2)父母のために汗を流せ、(3)国のために汗を流せ、の3つの信念を持ち、そうした信念に立って、防衛大学校に学び、また京都大学大学院工学研究科で博士号を授与され、自衛隊きっての技術の権威となり、また参議院議員3期の御体験を踏まえられて、戦後政治の経過や問題点を鋭く抉り、あるべき政治のあり方を、論旨明快に解説され、一同大層感銘をうけました。

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