平成14年10月10日(木)

北朝鮮による拉致事件の詳細と今後の見通し

麻生幾先生

  作家、『情報、官邸に達せず』『極秘捜査』など作品多数


講話概要

 去る9月17日、小泉総理が平壌に赴き、金正日総書記と会談した結果、北朝鮮が、日本人を拉致したことを認めたのは大きな前進として、名前の挙がった人々のうち8名が亡くなっておられるとの通告は、極めて厳しい内容でした。ほんとうに胸が痛む想いです。
 それにつけて、作家の麻生幾先生に御講話をいただきました。

 麻生先生は、以前から国際的・社会的な大事件について、綿密な調査をされ豊富な情報を基に克明に組み立て抉ることで知られておりますが、平成10年に、ある国の特殊作戦部隊が敦賀地方へ上陸して日本が突如戦闘状態に巻き込まれるという想定の『宣戦布告』を出版されました。この本は、今回やっと明らかになった拉致事件も前提に、日本の危機管理に警鐘を鳴らす名著で、映画化もされました。
 この日、麻生先生は、拉致事件について、実に豊富な情報を、プロジェクターを駆使して克明に解説され、一同聞き入り、その後の質疑応答も盛んでした。
(なお、講師の要請により、写真撮影は行いませんでした。)

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