平成16年12月9日(木) |
拉致問題の経過・現状・見通しについて |
平沢勝栄先生
衆議院議員、元防衛政務官・総務政務官
北朝鮮による日本人拉致問題は、国民一同憤激するところですが、政治的には、なお生存する拉致被害者がいれば何とか早く連れ戻し、また、今後の北朝鮮との関係をどう調整していくか、その手段・方法が課題となります。北朝鮮も、アメリカでブッシュ大統領が再選されたことにより、核問題で追い詰められた形ですが、日本との実務者協議の方は、今の時点ではそれほどの進展も見られません。
しかし、北朝鮮問題も、いよいよ大事な大詰めに近づいたと思われますので、ここは、北朝鮮問題、拉致問題の実情を一番よく知っておられると評される平沢勝栄先生にお越しをいただき、ご解説をいただくことにしました。
この日は、朝の報道で、北朝鮮から横田めぐみさんの遺骨として渡された骨が、鑑定の結果、別人の骨であることが発表された時だけに、出席者も多く、平沢勝栄先生も熱弁を振るわれました。この春、北朝鮮との交渉に、平沢先生が山崎拓先生と行かれたときは、マスコミから総攻撃を受け、その折は今は語るべき時ではないといっておられましたが、今回は、そのときの経過も話され、久しぶりに平沢節が炸裂した形で、一同、拉致問題の実態がよく分かりました。