平成30年10月12日(金) |
平成30年版『防衛白書』について! |
品川高浩先生
防衛省大臣官房企画評価課長
本年の白書の巻頭特集として、(1)防ぐ(弾道ミサイル防衛)、(2)務める(24時間365日の任務)、(3)備える(進化する防衛力)の3点に関し、それぞれの説明があった。
その具体的内容を、すべて記すわけに行かないが、その(1)では、外部から弾道ミサイルが発射されると、その初期段階で探知・識別・追尾し、情報を一元処理し、上層ではイージス艦、下層ではPAC−3(ペトリオット)で迎撃、さらに近く導入されるイージスアショアで対処する体制である。(2)では、自衛隊の24時間365日態勢の任務の紹介とともに、北朝鮮が海上で船舶間で物資を積替えする「瀬取り」の警戒監視を強化する。(3)では、最新鋭ステルス戦闘機F−35A、新型早期警戒機、オスプレイ導入等々。
そのあと、「我が国を取り巻く安全保障環境」と題し、北朝鮮、中国、ロシアの情勢等についても詳細な解説があった。御解説は、白書や資料の中のカラー写真・図表・統計を指摘しての分かりやすい御解説で感銘し、大層勉強になった。その後、意見交換に入ったが、懇切に応答をくださった。当方からも、技術の向上、情報流出の防護、戦略の研究等々、御進言申し上げた。(清原記)
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