平成22年12年14日(火) |
緊迫する東アジア情勢と日本の安全保障 |
森本敏先生
拓殖大学大学院教授
尖閣諸島海域での中国漁船の衝突事件に対するわが国政府の弱腰外交と中国の強圧外交、北朝鮮による韓国延坪島砲撃事件、黄海での米韓両国による大規模軍事演習など、東アジア情勢が緊迫化する折から、安全保障問題の権威・森本敏拓殖大学大学院教授に御解説をいただきました。テレビ討論では部分的ですが、「緊迫する東アジア情勢と日本の安全保障」と題する森本敏先生の、二時間にわたる体系的なお話は、実にすばらしいものでした。
その内容の詳細は国家政策にわたり、ここに掲げるわけに行きませんが、先生は、問題を、(1)中国の戦略調整と米国の対中政策。(2)北朝鮮の砲撃後における朝鮮半島情勢。(3)日米同盟深化の方向。(4)普天間基地問題。(5)防衛大綱と中期防衛力整備計画の、5分野に分け、それをさらにいくつかに分けての、論理的で説得力あるお話でしたので、一同、さすがに安全保障問題の第一人者であると、感銘深くうかがい、大層勉強になりました。
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