平成26年2月14日(金) |
情報セキュリティの現状とその対策! |
原口武士先生
ITシステムコンサルタント、システムの構築・セキュリティの専門家
1995年にマイクロソフト社がWindows95を発売してから、インターネットが急速に普及し、個人間ではメールの交換、企業では情報をホームページで発信するようになったが、同時に、情報が流出する事件・事故が増えていった。
情報が漏洩する仕組みとしては、(1)会社のパソコン作業を自宅で続けようと善意で考え、ファイルをUSBメモリーなどに複製して自宅へ持ち帰り作業していたところ、自宅のパソコンがウイルスに感染していて、データが流出してしまう場合。(2)会社の人間が、情報がいい値で売れると考え、悪意で複製し持ち出すケース。(3)狙いをつけた会社の人間宛にウイルスの入ったメールを送って感染させ重要データを盗むケース。(4)日本語変換ソフトなどのフリーソフトをインストールさせ、そのソフトを介して情報を抜き出すという方法もある。
これらを阻止するセキュリティ対策としては、(a)OSのアップデート機能を使ってつねに最新のものに更新しておくこと。(b)ウイルス対策ソフトをインストールするだけでなく、つねに最新の定義ファイルに更新しておくこと。(c)フリーソフトを利用しないこと。そして、(d)侵入ウイルスにより、重要情報が破壊される場合があるので、重要情報は必ずバックアップを取っておくこと。
究極の対策としては、パソコンにはデータを置かず、サーバに蓄積して活用する形態の「シンクライアント」を推奨する、等々、大層貴重な解説で勉強になった。
●ご案内状(pdf)