平成20年3月11日(火)

日本の新しい国のかたち
「地域主権型道州制」の提唱

江口克彦先生

  PHP総合研究所代表取締役社長、内閣官房道州制ビジョン懇談会座長


講話概要

 道州制については、戦後浮かんでは消え国会内でも話題にはなってきた。しかし、バブルが崩壊し、わが国に巨額な財政赤字が累積し、地方財政も行き詰まるところが多く、3300もあった市区町村が生き延びるために合併し、いまでは市区町村も半分近くになろうとしている。さらに、人口が東京など大都市に集中し、地方の高齢化・過疎化が進行し、いわゆる格差社会が問題となっている。いまや、日本の社会組織は、根本的に構造改革をする必要がある。
 しかし、政界では、選挙区のこともあり、国会議員がなかなか発言しにくい状況下で、民間から、PHP総合研究所の江口克彦代表取締役が、「新しい日本の国づくりのため“地域主権型道州制”」を提唱。しかも、その具体策を提示しておられるので、御解説いただくことにした。
 先生の御説明は、身近な具体例を引いて、実に分かりやすく御説明下さいましたので、日本もそうした大きな構造改革に取り組む必要があることを痛感いたしました。その後の質疑応答・意見交換も盛んでした。

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