平成20年12月8日(月) |
信頼できる医療体制の確立を提言する! |
田中秀一先生
読売新聞医療情報部長
読売新聞の医療介護制度の改革案は、渡辺恒雄会長を中心に、医療情報部、社会保障部、政治部、経済部、科学部、調査研究本部、それに論説委員が加わってまとめたものである。まず、医師不足対策としては、医学部の定員を増やす、医師を計画的に配置する、これに対しては、日本では職業選択の自由を侵害するとの説もあるが、欧米ではとうに人口あたりの医師定数設定を行っている。救急医療問題では、重症患者は病院へ送るが、軽症患者は開業医に送り、かつ軽症患者からは診療費を徴収する。
高齢者医療介護については、介護者への給与が余りに低いので、報酬体系を改革すべきである。財政赤字の現状から、将来、消費税を社会保障目的税化することも必要等々、現状分析と具体的対策の御提案があり、一同、大層勉強になりました。