平成20年5月15日(木) |
崩壊する中国、逃げ遅れる日本! |
宮崎正弘先生
評論家、中国研究専門家、作家
数十年にわたり、実際に中国全省を視察され、今回も中国視察から帰国されたばかりであり、さらに、当団体では昔から折にふれお招きし、忌憚のないご意見をうかがうのを常としてまいりましたので、その内容を、開示することが、はばかられることが多くありました。
そこで、ここに、開示してよい範囲でその概要を記しますと、中国の昨年の経済成長率は、11.8%と高いが、実際に視察すると、上海など都市部と、農村部や少数民族地域との格差が予想以上であり、各地で労働争議や暴動が起きている。一部の金持ち階級は、党幹部関係者のバブル期の日本以上のバブル状況である。その上、80年ぶりの大雪で道路・鉄道・送電等がストップし、インフラの弱さが露呈し、加えて今回の四川省の大震災で、人民の不満が高まり、例えば、農村部出身の兵士等の反乱が起これば、中国の崩壊は意外と近い、との解説でした。