平成17年4月14日(木)

各宗教・宗派から見た世界の勢力図

立山良司先生

立山良司先生

 防衛大学校教授、青山学院大学客員教授


講話概要

私どもは、世界の地図を思い浮かべ、また、国際政治情勢を考えるとき、とかく国家別に色分けして考える習性がありますが、近年、イラクなどの中東問題が浮上するにつけ、同じ国の中にも、異なる宗教・宗派があって、激しく対立している状況に驚かされ、日本のように各宗教・宗派が共存・共栄しているのは、むしろ珍しい国柄なのだなァ、と思い知らされます。
 そこで、どなたか、各宗教・宗派から見た世界の勢力図、について御解説をいただける方を探しておりましたところ、防衛大学校教授の立山良司先生が、長年にわたり、この方面の研究をされておられることが分かりましたので、早速、御願いに出て、この日、御解説を頂くことになりました。
 立山先生は、本来の専攻は安全保障学・国際関係学ですが、長年、実際に中東におられて現地をよく観察しておられ、また、その宗教・宗派の研究を続けてこられましただけに、そのお話は、中東の歴史的経過と宗教・宗派ならびに現地の政治情況の、からみ・兼ね合いを詳しく御解説下さり、これまで、各種の報道を見てもどうもハッキリしなかった中東の諸事情が、やっと見えてきた思いで、大層勉強になりました。その後の質疑応答も盛んでした。

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