平成17年11月8日(火) |
総選挙圧勝後の政界情勢と小泉政権の行方 |
長野祐也先生
政治評論家、元衆議院議員・厚生政務次官・自治政務次官
いわゆる郵政民営化解散による9月11日の開票結果は、事前に自民党優勢が伝えられてはおりましたが、与党が3分の2以上を占める圧勝となるとは、一般に予想できなかったところでした。その点でも、小選挙区・比例区並立の選挙方式のあり方に驚かされました。
小泉政権には、この圧勝を受けて、思い切った改革を進めてもらいたい、と思います。ただ、大勝の後の政局運営は、過去の例を見ても、むしろむずかしいものがあります。
そこで、今回は、十数年にわたる国会議員生活を引退され、政治評論家に転じられただけに、政界の事情によく通じておられ、また、論旨明快、優れた分析力で知られる長野祐也先生に、ご解説をいただくことにしました。
そのお話は、大学時代に全日本学生雄弁大会で三年連続優勝され、国会内でも雄弁で知られておりましただけに、一同聞きほれました。その内容も、長年、国会議員を務められ、今また、毎週ラヂオ番組で、政財界の大物とインタビューされておられますだけに、他では聞かれない政界情報がたくさんあり、国政に関する諸問題も、論旨整然、明快に論説され、大層勉強になりました。その後の質疑応答も盛んでした。