平成17年9月9日(金) |
よく使われている医薬品に、どのような副作用があるか |
大和田潔先生
東京都共済青山病院・内科医長、薬の副作用研究の権威
日本が、世界稀に見る高齢社会になったことは、医学・薬学の進歩に負うところ大でありますが、その反面、近年特に、薬の副作用が問題になってきております。私ども日本人は、病気になれば病院や薬局から薬をもらい、また、心臓病・脳疾患・糖尿病等々の持病があれば、継続して朝晩、薬を飲んでおります。
しかしながら、薬はその病気に効果を挙げる反面、人間の体内に入って弊害・副作用を起こすこともありうるところです。それには、個人差もありますが、まず身体の仕組みを知る必要もあります。そこで今回は、御専門は神経内科ですが、以前から、各種の薬の副作用を研究してこられ、この方面の権威でいらっしゃる大和田潔先生に、御解説をいただくことにしました。
そのお話は、私どもが、心臓病・脳疾患・糖尿病等々の持病、あるいは風邪などで、お医者さんから出してもらったり薬局から買う薬も、患者の体質などにより、思わぬ副作用が生じることを、具体的な薬の名前を挙げ、その症状などもご説明下さったもので、そこには、大和田先生のご研究熱心さとお医者さんとしての温かい良心を感じ、感銘を受けました。