平成17年10月14日(金)

「大東亜戦争」の真実 
―― その歴史的検証 ――

柳澤錬造先生

柳澤錬造先生

 元同盟副会長・参議院議員・民社党組織局長・同国会対策委員長


講話概要

 先の第二次世界大戦「大東亜戦争」では、我が国だけで310万人もの尊い命が失われました。日本人は、この悲劇を決して忘れてはなりません。ただ、国会には、そのために、すべて日本が悪かった。したがって、すべての危険から遠ざかり「平和」のみを唱えよう、という人たちもおります。
 しかし、国際社会は、永年にわたる中東紛争を見ても分かるように、そう楽観できるものではありません。勿論、日本は、他国に対し謀略工作を仕掛けるようなことをしてはいけませんが、他国からの謀略工作は見抜き、災いから我が国を守る才覚を持たなければなりません。そうした折、先の「大東亜戦争」の原因を徹底研究して来られた柳澤錬造先生が、八月に、その研究成果を記した『大東亜戦争秘録』を上梓されました。その内容は、国際社会における謀略の凄まじさを明らかにされたもので、向後の我が国の存続にとって重要な参考となります。
 そのお話は、支那事変の原因、そして大東亜戦争の原因・経過につき、その裏には、ソ連やアメリカの工作があり、特にアメリカは日本の暗号を解読した上での謀略があったことを、克明に分析・論証されたもので、その論旨整然・内容充実したお話に感動いたしました。われわれ日本人は、再びこうした外国の謀略に引っかからないためにも、指導者はもちろん若い人々も、ぜひ、柳澤先生のこの御著書を読んで勉強していただきたい、と思いました。御講話のあとの質疑応答も、熱の籠もった意見交換が行われました。

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